保育所、幼稚園で流行するかぜについて

保育所や幼稚園での集団生活が始まれば、いままで経験してなかった「かぜ」にかかるようになります。
以前より季節ごとに流行る「かぜ」がありましたが、保育所にいくお子さんがふえたため、一年中一定の保育環境のため「かぜ」の季節感が無くなってきた感じです。

かぜひきの多くはウイルス感染で起こり、インフルエンザ以外、原因ウイルスを治療する薬はありません。ウイルスをやっつける抗体を自分で作って、抵抗力を作っていきます。3歳になるまで、いろんな「かぜ」を経験して抗体を作っていきます。

特に集団生活にはいれば、最初の数ヶ月は嵐のように次々と感染症にかかり、保育所を何日も休むようになります。保育所では子供らが濃厚に接触し、丸一日一緒にいるわけで、感染するなというほうがむりです。

しかし、いろいろな「かぜ」に感染して、将来への抵抗力を作り、その度に強く丈夫になっていくのです。
風邪薬といわれているものは鼻水、咳、発熱などの症状を抑えるだけで、ウイルスを直接やっつける訳ではありません。

お家での看護は加湿と保温、水分補給や鼻水を吸うこと、咳にはハチミツをなめる(1歳以上)、発熱には熱冷ましシートなどで、頭、わきの下を冷やすようにしてください。

「かぜ」の予防としては手洗い消毒、マスク(2歳以上)、うがいがあります。これらに加えて規則正しい生活、充分な睡眠、偏食をなくすなどが「かぜ」から守ってすれる手助けになるでしょう。