子供のさまざまな感染症が同時流行
小児感染症でRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、ヘルプアンギーナ、インフルエンザ、新型コロナなどがあり、それ以外に溶連菌感染症も流行しています。これらの感染症はコロナ禍前は特定の時期に流行しており、比較的容易に診断できました。しかし、今年は同時流行しているため、診断が難しくなっています。
なぜ、同時流行しているかわかりませんが、免疫負債という説があります。
これはコロナ禍で感染対策が徹底され、子供がウイルス感染しなくなり、各種のウイルスに対する免疫力が低下している状態を免疫負債といいます。だから、現在免疫を持たない患児が繰り返し感染しているのです。特に保育園、幼稚園の子どもたちが繰り返し発熱して登園できない状況になってます。
しかしこれは毎回発熱して、ウイルスに免疫力を獲得していることです。必ずみんな経験する試練ですので、熱がでたら、また免疫力が付いた!と前向きな気持ちに切り替え、頑張っていきましょう。